2014年2月10日月曜日

【情報】離婚裁判は1回で終わるとは限りません。

私は離婚の手続きやご相談を「業務」としては展開していないのですが、


たまに「離婚したいんです。裁判やればすぐに離婚できますか?」という質問を受けます。


答えは「わかりません」としか言いようがありません。


離婚裁判は、まず「離婚調停」を申し立てて、実際に調停をやって、


(申し立てから一回目の調停まではおよそ1ヶ月かかります。)


調停が不成立となった後に、やっと家庭裁判所に起訴できます。


そこまでも時間がかかりますが、


起訴してから一回目の裁判までもまた時間がかかり、


その後に本人尋問などを経て、


起訴から1年くらいかけてやっと判決が出ます。


さて、ここで勝訴判決が出たら終わりかと思いきや、


日本は三審制ですから、判決から2週間以内に相手が控訴してきたら、


次は高等裁判へ移行します。


そうすると、第一審で出た判決で決められた、


つまりこちらが受け取れたはずの養育費や慰謝料は


高等裁判が終わるまで「おあずけ」になってしまうのです。


そういう感じで、もし高等裁判でも上告となれば次は最高裁へ。。。
(ちなみに、私は第1審は全面勝訴でしたが、控訴されて高等裁判まで行って、時間をかけて勝訴をするよりも、早めに終わらせたい一心で「和解」を選びました。)


 子どもを抱えていれば、その分、月日が進んだ分、お金がかかります。


私はこの5年間、2人の子どもたちにかかったお金を計算したら、


ゆうに350万を超えておりました。


学校、学童保育、塾、習い事だけで・・・です。


ちなみに、学校(給食費・教材費)、学童保育、中学の制服代などのお金だけでも150万を超えていました。



ここに、医療費や洋服代や買い足した学用品(習字道具や笛などの楽器や体操服など)や


クリスマスや誕生日のプレゼントなどなどを足すと、


400〜500万円はいくんじゃないかと思います。



ちなみに、うちの娘は来年から高校生ですから、


さらにさらにお金がかかりますし、その下(息子)もいますし。。。




裁判をやっている間も、このお金はかかり続けるのです。


裁判をやっていると、途中で「和解」という話も出てきます。




たいてい、相手から慰謝料の減額などについて提示されます。


ここで、裁判が終わるまで月々にかかる子どもたちのお金と、


養育費や慰謝料として実際に手元に入るお金を計算してみて、


例えこちらが提示した慰謝料を譲らなくても、月々にかかるお金の方が高かったら、


多少の慰謝料の減額があっても、和解に応じて一日でも早く終わらせた方がいいですよね。


悔しさでいっぱいで「絶対に和解に応じたくない!」という気持ちもあると思いますが、


ご自身とお子さんたちの「これからの生活」を第一に考えて頂きたいなと思います。




ちなみに、通常、別居して1人でお子さんを養育していても、その分の養育費は払われないことが多いようです。


それは、1人で子どもを養育できたという実績にはなれど、


その間、請求していなければ、請求権ごと発生しないという考えのようです。


養育費とは、あくまで子どもが親に扶養してもらう権利によるものであって、


その間、扶養してもらえていたならいいということのようです。


ま、1人で育てている親はちょー大変ですけどね。


ただ、これは弁護士さんによっても見解が違うと思いますので、


もしも起訴される場合は必ず弁護士さんに相談してみて下さいね。




瀬戸川事務所では、弁護士さんの紹介や


低所得の方が利用できる「法テラス」という制度のご紹介もしています。(無料です。)

0 件のコメント:

コメントを投稿