今日も面白い一日でした。
プロのエンジニア同士の打合せに同席させてもらいました。
暗い帰り道、お客さんから一本の電話。
このお客さんとは今週末に事業に関するご相談を予定していますが、
電話はそのベースとなる情報のご連絡でした。
昨日は、建設業のお客さんから最近身の回りで起こってる現状を事細かに聞いていました。
正直、今日の打合せも、帰り道の電話も、昨日のヒアリングも、
「行政書士」の仕事ではないんだと思います。
「行政書士」の典型的な仕事は、
「相談を受けて、それを実現するための書類を作って、関係各所に提出して、完了させること。」です。
私は「行政書士」の仕事もやりますが、
お客さんの近くにいる一人の士業として、できることをやっています。
些細なことでも力になりたいし、なれると思ったらやる。
今日のエンジニア同士のセッションも、そんなとこから始まりました。
こういうこと、もうかなりの数をやっていますが、
一度も「同じ」ものはなくて、毎回形の違う展開があります。
私が何をやってるかなんて、広く知られる必要はありません。
お客さんの声に応えていくこと。
これだけです。
以前は、こういうつかみどころのない感じでいいのだろうかと悩んだことがありました。
自分の仕事が知られなければ、依頼が来ないのですから。
正直、「私はこんなことやってます!」って声を大にして言える方が、
マーケティング的にもいいのでしょう。
しかし、例えば「建設業許可申請」とか、「会社設立」とか、
そういう明確に言える行政書士の仕事もやってますけど、
お客さんとの関係構築においては「作業」より、お客さんの声に応えるのが一番大切です。
そして、それはそのお客さんのために動いたことなのだから、
(守秘義務うんぬん言う以前に)他で話す必要もないのです。
昔、「黒子の仕事は、何をやってるかなんて他にわからなくていい。」と先輩に言われました。
そういうことを、頭だけでなく、心からわかってきたことを最近実感しつつあります。