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2016年7月4日月曜日

【雑感】お客様視点の優先順位 千葉県習志野市・行政書士瀬戸川法務事務所

7月になりました。


月が明けて、今日はいくつかのお客様に連絡を入れました。



以前に「そろそろ、行政に決算変更届を提出する時期ですよ。」とご案内のお手紙を出してから、



しばらくご返信のなかったお客様へ、その後の確認のご連絡です。



本業にお忙しいお客様は、どうしても役所への報告作業などが優先順位の後ろの方になってしまいます。




私が依頼を受ける仕事の種類は、お客様の優先順位の視点から、4つに分けられると考えています。



以下、優先順位の高い順に並べてみます。(①と②は、ほぼ同順位です。)


①法的な要求や義務などとは関係なく、お客様の要求にお応えするもの
 (「経営相談」「会計記帳」「弥生会計の導入支援」など)


②法的な要求や義務があり、それらをクリアしないとお客様の売上などの本業に影響するもの、またはお客様が困るもの
 (「建設業許可などの許可申請」「法人設立」「事業目的の変更などの企業法務手続き」「相続手続き」など)


③法的な要求や義務があり、それらをクリアしなくてもお客様自体は困らないけど、ペナルティが課されるもの
 (「許認可の変更手続き」「役員変更などの企業法務手続き」)


④法的な要求や義務があり、制度上、それらをクリアしなくてもお客様は困らないけど、お客様にペナルティが課されるもので、でも実際にペナルティが課されたケースがほとんどないもの
 (「建設業の決算変更届」など)




上記のうち、①~③はお客様にとっての優先順位が高いため、ご相談からご依頼までのスピードが速いです。


業務遂行中もお客様とのやり取りがスムーズで、サクサク進みます。


特に①の業務については、行政書士としての瀬戸川ではなく、瀬戸川個人に要求されている業務ですし、


オーダーメイド的な要素が強いので、お客様の満足度や効果も高くなるものが多いです。



しかし、④は、毎年きちんとされるお客様と、「いいよ、次の更新まで、そんときにまとめてやるよ」というお客様に二分されます。



もちろん、私も「決算変更届は、決算後4ヶ月以内に提出することが求められていて、罰則もあるんですよ」とは伝えていますが、


特に前回の許可更新時に「5年分まとめてできちゃった。許可更新も何とかできちゃった。」というご経験をお持ちのお客様は、


「ま、いいじゃん。」となりがちです。。。



ただ、罰則を課すのは、私ではなく、あくまで行政ですから、


今までは大丈夫だったけど、いつから大丈夫ではならなくなるかはわかりません。



行政書士としては


「今までは大丈夫だったけど、いつから大丈夫ではならなくなるかはわかりません。一応、罰則が定められているので。」


としかお伝えできません。



私が本業のお忙しいお客様に行政書士として提供できるのは、


「そろそろですよ」と制度上の期日を知らせてあげる「期日管理」と、


ご依頼を受けたときに如何にスムーズに業務を遂行するかという「配慮や力量」の2つです。



どんな業務であれ、この2つをもって、お客様にとって、お役に立てる事務所でありたいと思います。