こんばんは。瀬戸川です。
当事務所では、建設業の経営事項審査を受けられるお客様はそう多くはないのですが、
秋から決算期を迎えるお客様が続き、
経営状況分析~経営事項審査の仕事が続いています。
ちなみに、経営事項審査とは、多くは公共工事の入札参加資格審査のための前提審査のようなもので、
会社の財務の状況や収支の成績、技術者の確保、社会的な環境整備などについて点数をつける審査のことを言います。
「多くは~」と書いたのは、公共工事を請けなくても、経営事項審査を受けることを求める元請会社もいるためです。
さて、今週も私は経営事項審査を受けるために千葉県庁へ出向きました。
お昼過ぎから順番待ちをして、茂原市から来たという社長さんと、
私を挟んで、その後ろのいすみ市から来たという事務員さんと、
審査会場が開くまでおしゃべりをしていました。
(こういうところのおしゃべりで、行政書士に依頼しない建設業者さんがどのようなお考えや感覚を持っているのかを知ることができます。)
お二人とも、朝から出かけてきて、半日がかりで審査を受けに来られたそうです。
さて、会場が開き、いざ審査へ。
私の目の前で、茂原から来た社長さんといすみから来た事務員さんは撃沈。
お役人と社長との会話のやり取りが聞こえてきて、
今回も前回の補正で来られたそうなのですが、
今回も審査が通らず、出直しを指示されていました。
いすみの事務員さんも「あれ?これが足りませんね。。。」と出直しを指示されていました。
私は・・・無事に審査が終わりました。
行政書士に依頼しない理由はあると思います。
しかし、時給の高い社長が何度も半日がかりで県庁まで足を運ばなければならないことや
事務員さんが外出している間に滞る仕事のことを考えたら、
単に行政書士報酬(金銭的コスト)がかかるだけの理由で依頼しないのはもったいない気もしました。
今日は、千葉県行政書士会主催による、千葉県の建設業許可業者の現状を共有する交流会に出席しました。
なるほどー!と思うこともあったので、お客様との面談時にネタとしてお話ししてみようと思います。