このブログが、お知らせばかりになっているので、たまには雑感を書いてみようと思います。
私はかつて、仕事をする上で、
自分のハンデがすごくストレスに感じて、
「こんな状態じゃなかったらなぁー」とか、
考えてもしょーのないファンタジーなことを考えていた時期がありました。
離婚してなかったらとか、
子どもがいなかったらとか(子どもたちは愛してますが、数年前はかなり大変だったので)、
がんになってなかったらとか。
そんな時に、私と同世代の女性の士業友達が私を訪ねてきて、
「どうやったら売上が上がるんだろう?」と相談してきました。
彼女は独身で、私から見たら(私が思う)ハンデはありません。
当時の私は自宅から1駅離れたところに事務所を借りていて、
そんな私と比べたら彼女は、
夕方に一旦帰って夕飯を作って子どもたちに食べさせなくてもいいし、
宿題と入浴を終わらせてからまた事務所に来るという非効率なことをしなくていいし、
夜も心置きなく勉強会や交流会に参加したり、
時間もお金も自由に使えるし。
でも、よく考えると羨ましいわけでもなかった。
私が彼女の相談に対して答えた内容は、
「ハンデだらけの私はせいぜいこんな感じ。
時間もお金も労力も自分の思うままに使えるあなたは、私と同じレベルじゃダメだ。
もっと動けるんだから、思い切ってやってみ!」
と。
彼女は「そうだね」と笑って帰っていって、それからはみるみる売上を伸ばしていきました。
最近、ふとそのことを思い出しました。
いきなりですが、金魚すくいの「ポイ」ってあるじゃないですか。
あの、うっすい紙を貼ったやつ。
私は、人におけるハンデも、活かす部分も、あのポイに似てると思っています。
ポイがちょっとやぶれたところがその人のハンデで、
ポイの紙が残ってるとこがその人の活かせるところ
って例えると、似てませんか?
ポイの破れている場所や破れ方は人それぞれで、
でも紙の残ってるとこの使い方次第で魚(仕事とか役目とか)が獲れるんだけど、
そのポイの形によって、狙う魚も変わってくるよね、という感じ。
紙の力が弱ってたら大きな魚は獲れないけど、
小さな魚なら何匹でも獲れるとか。
破れちゃってるからダメとかじゃなくて、残ってる紙の部分をどう活かすかが大事で、
その部分だけでずーっと魚を獲り続けられる人もいます。
そんで、現実が金魚すくいと違うのは、
たまにそのポイを補強できたり、修復できたりして、
人のハンデや力は良いように変化することがあるということ。
私のポイは、もう結構ド派手な破れ方をしているのですが😅、
残ってる紙の部分で元気に車を運転できたり、
お客様たちがちょうど良い魚をオーダーしてくれて、
それを獲って、元気に仕事ができてるんです。
毎月800〜1000kmほど車の運転もできるし、
事務所作業も普通にやれてます。
かつて、「こんな状態じゃなかったらなぁー」と、考えてもしょーのないことを考えていた時より、気持ちは正常だと思います。
ハンデを抱える人に、こんなしょーもない例え話が何かのヒントになったらいいなー。