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2017年6月24日土曜日

【事業再生】再生の目的は「継続」です。

こんにちは。瀬戸川です。



さて、今日は事業再生についてお話ししようと思います。



私は事業再生士補ですが、この辺りではまだ事業再生士が少ないためか、


私に事業再生のご相談が持ち込まれます。



事業再生支援の大まかな流れは、以下の通りです。


会社の会計や財務状況を確認した上で、


社長から会社の経緯と現状をお話しいただいて、問題点を見つけ出し、


必要な打ち手を考えて経営改善計画書に落とし込み、


必要に応じて金融機関の支援も受けながら、


会社が改善計画を実施していき、


成果が得られるように目標達成に向けて状況を確認したり、改善を重ねていく


・・・というのが大まかな流れです。




この流れの間に、こちらから


「借入金返済のリスケジュールをしてはどうですか?」


とか


「この経費を削減するために◯◯を辞めてはどうですか?」


などという事業に強いインパクトを起こす提案をすることがありますが、


並行して、会社は営業して売上ひいては利益を稼いでいく必要があります。



例えば上記の2点を社長が決断し、実施したところで、


お金の元となる売上(利益)がなければ


結局は会社を継続していくことができないからです。



事業再生は、あくまで「継続」を目的としています。



自社の責任かどうかを問わず、


利益が稼げず、または事業に必要な資金の調達ができなかったから


再生が必要な状態に陥ったわけで、



しかしながら「ここで終わらせるわけにはいかない。継続させたい!」という思いから、


事業再生に取り組むのです。


借入返済のリスケジュールをするにしろ、


その返済はやはり利益を原資として返していくしかありません。



営業の努力なしにはできません。



事業が上向けば、リスケジュールから正常な返済に戻すこともできますし、


代位弁済になったとしても、保証協会も「求償権消滅保証」など、柔軟な対応をしてくれます。



ただし、原価率の高い業種については、売上が拡大するに伴い、


仕入や外注の費用(運転資金)も膨らみ、資金が必要になりますので、


資金力とのバランスを見ながら売上を上げていく、


または新たな資金調達が難しければ現金商売や前受金を増やすなどの


工夫や交渉が必要になることも注意しなければなりません。


正直、面白いようにモノやサービスが売れる時代ではありません。


市場は成熟しています。


しかし、売れないとぼやいていても始まりませんし、


ぼやいている間にもコストはかかり続けます。


成熟した市場でモノやサービスや価格だけで勝負するのは限界があり、


工夫と実践と交渉が必要不可欠です。


(人の動きも含めて)どうすればより高い費用対効果が得られるのか、


どうすれば条件のいい既存客を減らさずに新規客が増やせるのか、


または既存客からいただく対価を増やすことができるのか、


課題は尽きませんが、商売を始めた時点でその競争から抜け出すこともできないのです。



いろいろと試しながら、確実性の高い方法を見つけ出し、


それを重ね、改善しながらコツコツと実践していくのみでしょう。



再生を必要としている状況では、気持ちばかりが疲れることもあります。


しかし、諦めたら終わりです。


「継続」を諦めますか?


元気のない企業も、いま元気な企業も、


今より少しでも良い状態にするために、コツコツとやっていく以外にありません。


元気な企業も、「永年継続していける保証」はないのです。


目的は「継続」です。



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