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2019年4月17日水曜日

士業の腕の見せ所 ~様式の決められていない文書作成~

こんばんは。瀬戸川です。

現在、顧問先企業のとある文書作成に頭を悩ませています。
はて、どうやって作成したもんか。。。

正直、建設業許可申請書などの決められた様式に、
決められたことを記載することは難しいことではありません。
ちなみに、建設業許可申請業務で一番気を遣うのは、
お客様からのヒアリングのときに、
許可要件を満たせているかという確認と、
その許可要件を満たせていることを書面で証明できる資料がそろえられるか
ということです。

しかし、それ以外の「申立書」や「事業計画書」や「意見書」などの
いわゆる様式(形式)が決められていない文書の作成は、かなり頭を使います。
それは、発想力と知識の両方を必要とするからです。
様式は決められていないけれど、
必要事項やポイントを盛り込んだり押さえたりしていないと、意味をなさないからです。

昔、行政書士業務を修業させていただいた先輩(社会保険労務士と行政書士の資格をお持ちだった女性の先輩でした)に
「こういう文書作成が、士業の腕の見せ所なのよ。」
と言われたことがあります。

私は既述の企業法務の文書だけでなく、
日常的に役所やお客様や金融機関への説明文書を作成しています。
13年もこんな仕事をしていると、文書作成についてはだいぶスキルがついてきたものの、
課題や文書を受け取る相手のトレンドは日々変化しているので、
「より気の利いた文書作成」が求められます。

うーん。。。どうしたもんか。
今回の文書は、もうちょっと練ってから、社長に提案します。


おまけ
写真は、当事務所が仕事を終えて、お客様に書類を納品するときの完成品の一例です。
事務所によっては、写真のように製本テープを貼らないで納品したり、ファイルに閉じないで書類のみを納品するところもあると思いますが、それは事務所の方針に寄りますので、何が良いとか悪いとかはありません。
私は、既述の先輩が、このように製本テープを貼って納品していたので、それを今でも続けています。
教えていただいたことや、他の事務所や他の会社で「それ、いいな♪」と思ったことは続けています。
先輩たちから教えていただいたことは、お客様に還元していくことが、先輩たちへの恩返しだと思っています。
先輩たちの言葉や文化は、しっかり覚えて守っています。