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2016年4月1日金曜日

【雑感】小さな会社が信用を得る方法

こんにちは!瀬戸川です。


いま、瀬戸川事務所の売掛金の回収に苦戦しているところが1社あります。


どこかの行政書士に間違ったことを教えられて誤った手続きをした結果、


お困りになって「助けて!急いでお願い!」と掛けられた社長の声に応えて、


私も一日でも早くと動いたにも関わらず、


納品したとたんに連絡がぱったり…。


支払期限を過ぎたとき、支払期限から1週間後、さらに月末の昨日、


再三連絡していますが、


「今日振り込むから…」との返事だったのに未だに入金はありません。


以前もそんなことあった会社でしたが、


さすがに反省しただろうと思ったのが甘かったのでしょうか。


私や私のお客さんなど、小さな会社が信用を得る方法は、


どんなに小さな金額でも、支払期限を守ることです。


これに尽きます。


当然に見積りを提示した上で委任されて受任しているのですから、


その金額を払うことも了承しているはず。


そうでなければ、詐欺になってしまいます。


もしもどうしても資金繰りが急激に悪くなって苦しくなったときは、


相応の資金調達の努力をした上で、


「すみません、いついつまでに払いますから」と一言あってしかるべきでしょう。


今回の会社は、以前付き合っていていまは付き合いをやめた税理士からの紹介でした。


なぜ付き合いをやめたかはご想像にお任せしますが、


こういうことが顧客と共有できていないということからも、


理由は容易く想像できるでしょうか。


まさに、類は友を呼ぶのですね。


残念なことです。

★☆★・・・★☆★・・・★☆★・・・★☆★
行政書士瀬戸川法務事務所
 代表 瀬戸川 加代
(行政書士・事業再生士補)
〒275-0016
千葉県習志野市津田沼4-8-15
    TK津田沼ビル202
電話:047-481-8149
FAX:047-481-8249
事務所ホームページ:http://setokawa-office.jp/
事務所ブログ:http://setokawa-office.blogspot.jp/
   

2016年2月11日木曜日

【雑感】商道徳とは?

「商道徳」というキーワードは、このブログの検索ワードでもかなり頻繁に検索されている言葉です。

辞書では「商売上の道徳」とありますし、


松下幸之助は「商売人の使命に誠実に従い、果たしていくこと」と説いています。


定義は広いと思うのですが、


私は「商売人として活動する際の志と配慮」と解釈することが多いです。


それは、長く商売をしていくための、信頼関係を構築していくためには必要なことだと思っています。


具体的には、誰から頂いた仕事なのか、そして、


自分にはどのような使命を果たすことがお客様から求められているのかを


意識して仕事をしています。




「誰から頂いた仕事なのか」は、仕事のやり方に違いが出ます。


例えば、私は業として経営相談(コンサルティング)をやっていますが、


税理士さんからご紹介いただいた建設業許可申請の業務について、


当然、そのお客様には決算書分析だの、「もっとこんな方法がある」だのは提案しません。


ただひたすら、許可申請業務のみに尽力します。


そのうえで、誰か専門家を紹介するニーズが生じたとしても、


まずはご紹介してくださった方に報告をして判断を仰ぎます。


たとえ、その専門家を私の繋がりで持っていたとしてもです。


ご紹介をしてくださった方の立場を守り、その仕事を邪魔しないのが、私の商道徳です。


ご紹介者様や協力先様を大切にするのは、当たり前のことだと思うのですが、


逆に、私がご紹介をして、こういうことを理解してくださらない方も意外と多いものです。



それを良いと見るか、甘いと見るかどうかは人それぞれですが、


私はそれ以上、その方に人を紹介をすることはありません。




もうひとつは、「自分にはどのような使命を果たすことがお客様から求められているのか」ですが、


これは、お客様、ご紹介者様、ご協力先様の皆様に、


「自分は何を求められて仕事をご依頼いただいているか」


を意識することが大切だと思っています。




仕事に対する誠実さを活かすのも、ここがあってこそです。


その積み重ねが、信用に繋がると思います。


お客様やその先のお客様を思って誠実に仕事に向き合うのか、


「金額や辻褄が合えば、誠実さよりも効率を求めればいい」と考えるのか、


ということでしょうか。




「下町ロケット」の佃製作所は明らかに前者で、サヤマ製作所は後者ですが、


佃製作所が主役を務めるあのドラマや小説が支持されたのは、


こういう部分だと思います。

2015年6月8日月曜日

【雑感】キラキラは、泥がテカって見えるのかもね。

最近、女性の社会進出だとか、女性の起業だとかって言葉が珍しくなくなりました。

私も、そういう温度を感じるために、あちこちの講演会に行ってみたり、

人のブログを読んでみたり、

くんくんひくひくと鼻をきかせることもあります。


それにしても、「起業で輝いてみませんか?」とか

「あなたのこんな強みを活かしましょう!」とか

「自分を活かしてキラキラな毎日を送りましょう。」とかって多すぎるような気がします。


私個人的には、起業ってのは、いい意味で「泥」という言葉が似合う気がします。

泥臭い営業、泥をかぶる覚悟、そのかぶった泥の中から価値を見出す喜び。

起業は、きれいにスマートに・・・だけではありません。

うまく売上が上がらなくなったとき、トラブルに巻き込まれたとき、

泥まみれになってでも、やり通した結果の先にある経営者の姿に

人が惹かれるのではないかな。


もし、キラキラにみえるとしたら、

泥がテカって見えるか、

泥の中から這い上がって、蓮の花のようにきれいに咲いているかのどちらかです。


また、「使える強み」ってのは、よくある対話コンサルだけでは見つからないです。

実際にやってみて、効果が出たところが「強み」です。

しょっぱならから実際にやる勇気や覚悟がないなら、

「強み」なんてきっとわかりません。


失敗して泥をかぶりながら、どん底を意識するくらいやってみる覚悟がいります。



先週後半から今週末まで、

「それはおかしくない?」という投げかけをさせていただいた場面が数回ありました。

その収支計画はおかしくない?

その営業はおかしくない?

その仕事の進め方はおかしくない?


そういう投げかけをするとき、

相手の努力も理解しての上なので、私は相当なエネルギーを使います。


そのエネルギーは、やっぱり泥まみれになって培ってきたものです。

決して、スマートにやってきたわけではありません。


私は、独立してからまだ10年目。

まだまだ泥の上で戦う覚悟があります。