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2018年8月13日月曜日

【人を動かす】指示で動けないときは、工夫すべきか?

こんばんは。瀬戸川です。

世間はお盆休みで、私も昨日から家族サービスで房総の館山まで家族旅行をプレゼントしていましたが、
週明けの今日は朝から仕事の電話が相次ぎ、
結局は昼過ぎに習志野に帰ってきて、そこから事務所に直行し、
夜まで普通に仕事していました。
明日も夏季休業を宣言していましたが、急きょ午前中は仕事で出かけることになりました。
お盆休みシーズンといえど、普通に仕事をしているところや不安を抱えたご相談者様もいらっしゃるので、出来る限りはお応えしたいと思っています。

さて、今日のタイトルですが、
「社員が思うように(効率よく)動いてくれない」という課題を抱えている社長は少なくないと思います。

私も少ないながらスタッフを抱える身で、人を動かすことには課題を乗り越えたり、ハードルをかけ変えたりして、何とかやっています。
幸い、うちのスタッフは優秀なので、私は大変助かっています。


本題に戻ります。
社員が動いてくれないと感じる原因はどこにあるのでしょうか。
社長の期待が高すぎるのでしょうか?
指示の出し方が適切でないのでしょうか?
そもそもスキルのレベルが合っていないのでしょうか?
怠け癖を許す何かがあるのでしょうか?

それぞれ、解決案はあるように思います。

社長の期待が高い場合は、それに合わせるべく、ハード面もソフト面も社内の環境整備をして、スキルの面で適切な教育をしてあげるのが良いでしょう。

指示の出し方が適切でないのであれば、社員からヒアリングをしてみればどこが適切でないか(間違って受け取られているか)がわかり、訂正する部分や工夫する部分が明確になってくるでしょう。

そもそもスキルのレベルが合っていないのであれば、スキルの教育をしてあげるのがいいと思いますし、

怠け癖を許す雰囲気があるのであれば、それを是正するのは社長がトップダウンで変えていくのがいいと思います。


方針としてはざっとこんなところでしょうか。

しかし、事はそんなに簡単ではない場合が多いのです。


特に中小企業においては、効率化する部分に限りはありますし、社長と社員の距離が近い分、理屈で動けない部分が少なくありません。
そして、何より時間とお金に限りのある、つまり余裕のない経営状況であるところが多いということです。

ぶっちゃけて言えば、
社員は理屈や指示やスキルではなく、「この社長のためなら!」と動くことが多かったり、
決して多くない給料では、達成感や楽しみなどのプラスαが味わえないと動くことができないということもあります。

中小企業においては、社長と社員の距離が近い分、理由は、一言で表せるものばかりではありません。

そこに寄り添うように工夫をするのは甘やかしだという意見もあると思いますが、
しかし中小企業の経営状況は待ったなしの場合が多いのが現状です。
となれば、まずはどんな工夫をしてでも社員を動かす取り組みや心がけをすることが有効だと思います。

例えば、社員の給料は会社からではなく、顧客から会社を通して出ているだけだということをわかってもらうという当たり前のことが有効かもしれませんし、
「この作業をいついつまでにやらねばならない」というプレッシャーより、
「この作業をいついつまでに終わらせることができるかやってみよう!」というワクワク感を持たせることが有効かもしれません。
(子どもに「片づけなさい」と言ってもやらないけれど、「これを10数えるまでに片づけられるかな?」と言うと動くという感覚に似ているかも。。。)
もしかしたら、単純に指示や工程をわかりやすく整理するだけで動けるのかもしれません。
(障がい者雇用で有名な日本理化学工業さんでは、障がい者の方が的確に動けるようにツールやサインを色や形で分けるような工夫をしてこられています。)

何度も繰り返しますが、上記の例えのように甘やかすのを良しとするのではなく、
余裕のない経営状況においては、どんなことをしても人を動かさざるを得ないと言っているだけです。
社長の仕事は、自ら動くだけでなく、人を動かすことですから。

理想は、社員たちに、社長に惚れさせるということでしょうか。
「社長の為なら!」そして「社長がチームリーダーならこのチームで頑張る!」という状況を作れるのが一番の理想です。

そのためには、社長が社員から尊敬される部分を持ち、それに気付いてもらえるような見せ方をすることが大切なのではないでしょうか。

そういう私もまだまだ。
スタッフに言うべきことは言い、信頼と尊敬の気持ちを持ってもらえるよう頑張ります。


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