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2018年11月27日火曜日

昨日も今日も、事業の挽回の情報を取りに行く

こんばんは。瀬戸川です。

昨日と今日と、事業再生・会社再建・経営改善の情報を取りに時間を割いておりました。

事業再生・会社再建・経営改善・・・それぞれ段階や状況によって呼び名を分けていることもあるので、ここではひとまとめに「挽回」と呼ぶことにします。

その挽回について、私が「これは!」と感じたものを備忘録的にまとめておきます。
(ここに書いたまとめは、私が普段現場で感じていることも併せて記載しています。
なお、制度・ツール・スキームについてはあえて記載していません。)

①挽回の可能性を検討する。
 挽回のカギは以下の4つ。
 (1)時流に乗れるか?
    (支援者が)助けるだけじゃダメ。企業自身が自力で成長する必要がある。
 (2)革新的な改革ができるか?
    例えば、飲食店で居抜きで営業することはNG。消費者はちゃんと見ている。
    その他、抜本的な改革ができるか。
 (3)キャッシュフロー(資金繰り)に可能性はあるか?
    何事も資金が回らないとショートして終わる。
    リスケや代位弁済によって、資金の流出を防ぎ、損益分岐点に近い売上が上げられるか。
    またその後の営業努力で、返済原資を含めた損益分岐点を超える売上が見込めるか。

 (4)経営者責任が取れるか?
    役員報酬の減額や個人保証など。


②目標を明確に設定する。
 いつまでに、どれだけの利益を生むことができる企業になれるか。
 また、再建した場合の立ち位置や業界のシェアを明確に設定する。
 元に戻すだけでなく、会社を作り直して成長させること。

③挽回には、「意識改革」と「(役員と社員全体の4分の1以上の)火種社員」が必要。
 どんなスキームやツールを用いても、意識が改革できていなければ動かない。
 また、挽回への熱い思いを持った火種社員が一定数以上いなければ、保守派に勝てない。

④意識改革においては「スピード(すぐやる)と徹底(必ずやる、できるまでやる)」が明確でわかりやすく、結果を生みやすい。
 例えば、見積回答は24時間以内に出す。営業最優先の会社にする。
 「速さ」は対顧客でも、対社員でも、感動と共感になる。
 →対応の良さが支持の要素となる。結果と達成感を感じられる。

⑤会社のインフラともいうべき実動部隊が実行できなければ、いくら優れた戦略経営を策定しても挽回を実現できない。
 逆に言えば、挽回の場面では、実動部隊の意識と行動を改革できるだけのリーダーシップが経営者に必要。

⑥組織は人の集まりなので、人を変えないと組織が変わらない。→意識改革の必要性。


まとめは以上です。
挽回を必要とする方がこれを読んで、少しでもヒントになれば幸いです。