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2019年5月24日金曜日

【経営相談】取引先との関係は、信頼関係ですか?それとも、情オンリーですか?

こんにちは。瀬戸川です。

先日、毎月訪問している顧問先企業の社長との面談の中で、「情で取引しちゃダメよね。」という話に。

何かを発注するときに、「ここの会社に発注してあげよう」と決めるとき、
その会社がクオリティーを伴ったサービスや商品を提供してくれることが見えるならいいのですが、単に「よく来てくれるから」「ノルマに協力してあげたいから」というのは当然NG。
「信頼関係」と「情」の違いは、「クオリティーを伴うか否か」です。

経営者自身も取引相手も、優しくて人あたりがいいだけじゃダメなのですが、長く付き合っているとその辺がぼやけて、経営判断に影響することもあります。
情を伴った信頼関係なのか、情オンリーなのか、混同してしまうこと、あるあるです。

しかし逆に、自社が受注する側になったとき、単なる情ではなくて、クオリティーも認められ、求められている方が断然いいですよね?ということです。

リピートしていただけるとか、
事業者としてのプライドとか、
会社のブランドや信用とか、
社会に役立つサービスやモノを提供できるとか。
それらの根底にあるのは、提供するサービスや商品のクオリティーです。
クオリティーが伴うということは、責任や誠意も込められるということです。

情が悪いのではありません。情オンリーはダメって話です。
そして、情で仕事のチャンスをあげられるのは、こちら側が金銭的にも人力的にも体力がある場合だけです。
もしも相手のクオリティーが低くて痛手を負っても、自社で吸収できるとか、挽回できる策がいくつもあるとか。

ちなみに、私も過去に情で判断して痛い思いをした経験があります。
自分で奔走して自腹切って挽回しましたが、冷や汗ものでした。

経営者の仕事は、「判断して、動いて、責任を取る」ことなので、時にはドライな判断をせざるを得ない時もあります。
事業者の皆さんは、そのドライな判断をする取引先から選ばれ続けるために、クオリティーを維持し、上げる努力をしています。
そのクオリティーを知ってもらい、認めてもらうためのマーケティング活動は別物です。

今月も残りわずか。
私もクオリティーを上げていくべく、頑張ります。